10月15日付けでニューヨークタイムズに掲載された特集「ESCAPE FROM JAPAN」が日本のメディアでも紹介された。自由を求めて「日本から脱出」、ニューヨークにやってくる若い女性たちが増えている、といった内容。
ここでいう自由とは、「回りから干渉されないで自分の好きなことをする」という意味なのではないかと思う。親や世間からのプレッシャーに辟易する気持ちはワタシもよく理解できる。ニューヨークにいたら、誰も「結婚しないのか」とか「なんで子供を作らないのか」などとは聞いてこない。30歳どころか40歳過ぎて独身だって決して珍しくない。いい歳して、ティーンブランドの服を着ようが、ヒップホップ習いに行こうが、誰も批判したりしない。そういう意味では、自分の好きなように生活できる。
ニューヨークでは、日本の物が比較的簡単に手に入る。日本食料品店に行けば、ふりかけだって納豆だって買える。ジャパレスはあっちこっちにある。日本の居酒屋もある。日本の本屋だって、ビデオ屋だってある。英語ができなくたって、ほとんど困りはしない。気持ち的に楽なライフスタイルを送りつつも、日本にいるのと近い生活ができる。
これは楽しいわね、確かに。
「お客さん」でいるうちは楽しいの。
いつか、この生活にはいつか終わりが来る。
日本に帰るのか。
ニューヨークに残るのか。
日本に帰るのなら、ニューヨークでただ楽しく過ごすだけでなく、日本でステップアップするための何かを得て行って欲しい。
ニューヨークに残るのなら、もう「お客さん」ではいられない。英語もできないといけないし、簡単ではないけどビザスポンサーも見つけないとね。ビザがとれて仕事見つかっても、カツカツの生活の人はいっぱいいる。給料の水準や保険制度、福利厚生は日本の方がはるかにいい。そういった状況よりも「精神的な自由」を選ぶ人なら、ニューヨーク生活は楽しいかもしれないね。
30過ぎて渡米して、ニューヨークに10年ちょっと住んだものとしては、日本で回りの干渉を受け流しつつ自分のやりたいように暮らすのが一番効率いいんじゃないかと思うんだけどな。ジャパンマネー使って長めに海外旅行、これがいちばん楽しいですって。
ま、後悔しないよう、若いうちにいろんな経験してくださいましな。帰国するなら女は30くらいまで、これを忘れないように。

