火曜夜の現在でも、この事件はショッキングなニュースとして放送され続けている。今も、FOXニュースでは1コーナー設けて、フード・アレルギーについて医者に解説してもらっていたくらいで。
確かに、自分は食べなかったにも関わらず、「キスした相手であるカレシが2〜3時間前に食べたピーナツ・バター・サンドイッチが原因でアナフィラキシー・ショックを起こした」というのは衝撃的。
それでみんなと同じくらいにワタシが驚いたのは、「えっ?ピーナツが原因でアレルギー??」って反応があまりに多いことだ。どうも、フード・アレルギーは思ったより知られていないようなのだ。大方のアメリカ人にとって、アレルギーといえばヘイ・フィーバー(花粉症)とかネコ・アレルギーくらいなもんなのかもしれない。でも、実は結構、食べ物のアレルギーもいろいろある。
昔々に付き合ってたカレと一緒にレストランで食事した時、ちょっとお味見と思ってカレのお皿を突っつこうとしたら「あっ、オマエの海老触ったフォークでオレの皿を触るな!」と言われてものすごくショックだったことがあった。というのもカレは、実は甲殻類アレルギーだったのだ。海老とか蟹を食べると口、喉が腫れてくるそうである。このピーナツの件じゃないけど、同じようにキスで窒息しかける人はめずらしくないらしい。
以前の同僚の一人は、ある日突然、ほんとに突然大豆アレルギーになった。今まで普通に豆乳をがぶ飲みするような人たっだのに、醤油程度でも食べたら蕁麻疹が出るようになってしまった。この大豆製品っていうのは実はいろんなものに使われている。食品成分表にあるレシチンというものも大豆製。大豆を完璧に避けるのは至難の業。彼女は知らずに大豆を食べてしまうことがあり、食べたが最後、痒くてたまらないのだそうだ。掻いて掻いて掻きまくって、そのあとは肌が黒ずむ。あちこちに分布して出るので「あたしって、ホルスタイン牛みたい」と終いには自虐トークまで出た。
もうひとりは人生初の松茸でアレルギーに。会社でみんなで松茸を焼いて食べてたところ、急に顔が膨れてものすごいことになったらしい。彼女の場合も喉が腫れて呼吸困難になったそう。ワタシはその場にいなかったので実物は見てないが、回りに言わせると、なにしろスゴイの一言だったそう。
上に挙げたものだけでなく、蕎麦でも、りんごでも、タマネギでもアレルギー出るんだからね。ほんと、冗談じゃなく。ピーナツのアレルゲンなんか空気を伝ってくるって言うし。亡くなっちゃった彼女はかわいそうだったけど、これをきっかけとして世の中の人がフード・アレルギーのことをもっと知ってくれたらいいなと思う今日この頃であった・・・。

